趣旨
2002年以来、四半世紀ぶりに沖縄で大会を実施します。今回は、沖縄で近年出土した貿易陶磁を基にした最新の研究と、近世、近・現代の沖縄陶器の二つのテーマを設定し、12月13日と14日に沖縄県立芸術大学を会場としてシンポジウムを開催いたします。また、シンポジウムの前には、那覇市立壺屋焼物博物館(「中国陶磁名品展」)と壺屋地域、沖縄県立博物館・美術館、再建作業の進む首里城などの見学、シンポジウム後には、読谷村のやちむんの里(常秀工房、金城次郎窯、北窯)、世界遺産座喜味城跡とユンタンザミュージアム、沖縄県立埋蔵文化財センター(「首里城京の内跡出土品展」と県内遺跡出土陶磁器)などの見学を設定しています。
開催日
2025年12月12日(金)~15日(月)
会場
12月13日・14日:沖縄県立芸術大学
共催
沖縄県立芸術大学
後援
沖縄県立埋蔵文化財センター、沖縄考古学会、沖縄民芸協会、壺屋陶器事業協同組合、那覇市 (五十音順)
発表者・演題
12月13日(土) 13:00~17:30 (会場:沖縄県立芸術大学 首里当蔵キャンパス 一般教育棟3階大講義室)
【沖縄出土貿易陶磁】
・「14~15世紀における那覇港と久米島の陶磁組成-渡地村跡と宇江城出土資料を中心に-」
瀬戸哲也(元興寺文化財研究所)・砂川暁洸(久米島博物館)・山道崚(那覇市文化財課)
・「首里城跡出土の龍泉窯青瓷 二階殿地区落ち込み資料を中心に」
柴田圭子(愛媛県埋蔵文化財センター)
・「沖縄の沈船引揚げ中国陶瓷とその輸送ルート」
森 達也(沖縄県立芸術大学)・片桐千亜紀(沖縄県教育庁文化財課)・具志堅清大(沖縄県教育庁文化財課)・亀島慎吾(沖縄県教育庁文化財課)
・「出土陶磁からみた中世の日琉貿易」
續伸一郎(堺市文化財課)
・「15世紀琉球王国出土の中国陶磁器およびその東南アジア海域における意義」
秦 大樹(北京大学)中国語・通訳付
・討論
✳︎18:45より懇親会(居酒屋「守礼」)
12月14日(日) 9:00~15:00(会場:沖縄県立芸術大学)
【沖縄陶器 近世、近現代】
・「16世紀から17世紀の琉球における瓦質土器及び陶器生産の様相と展開」
新垣 力(沖縄県教育庁文化財課)
・「壺屋古窯群における分布と編年」
吉田健太(那覇市文化財課)
・「琉球陶器厨子(蔵骨器)の研究」
宮城弘樹(沖縄国際大学)
・「琉球処分を画期とした琉球・沖縄産陶器の変化について」
倉成多郎(那覇市立壺屋焼物博物館)
・「壺屋焼からヤチムンへ~沖縄陶芸の戦後・現代史~」
比嘉立広(那覇市歴史博物館)
・討論
✳︎大会研究発表については、後日録画配信を予定しております。録画配信の案内は、準備が整い次第メール登録会員宛にお知らせいたしますので、未登録の方は、HPの「入会・登録のご案内」から登録をお済ませください。
見学会
12月12日(金) 13:00~14:30
壺屋見学(壺屋焼物博物館、重要文化財 新垣家住宅)
※ 集合場所:那覇市立壺屋焼物博物館1階エントランス集合(13:00)学芸員展示解説・見学案内
※ 現地解散
12月13日(土) 9:30~11:30
首里城見学
※集合場所:守礼門周辺(9:30)首里城学芸員解説
※現地解散、沖縄県立芸術大学へ各自移動
12月15日(月) 9:00~17:00 ※大型バスにて巡見
9:00 沖縄都市モノレール(ゆいレール)おもろまち駅改札口集合・出発
(バスのトランクにスーツケース15個ほど収納可能。トランクが埋まった場合は車内に持ち込み。)
10:00〜11:00 やちむんの里(島袋常秀工房見学・北窯見学)
11:15~12:20 ユンタンザミュージアム・座喜味城見学(学芸員展示解説・見学案内)
12:20 ユンタンザミュージアム出発
(途中、イオンモール沖縄ライカムにて昼食)
14:00 沖縄県立埋蔵文化財センター着 (調査員展示解説・見学案内)
16:00 沖縄県立埋蔵文化財センター発
16:30 古島駅着 解散
(モノレール利用者は下車 平日夕方の那覇市内は交通渋滞が激しいため、空港へはモノレール利用が確実です)
古島駅の次の駅が「おもろまち駅」。古島駅から那覇空港まで23分程度。
費用
会員の皆様には大会参加費の払込票を郵送します。入金をもって申し込みとなります(11/28必着)。




