大会/Convention

44th The Birth of Porcelain in Japan:
     Its Development in Early Edo Period

趣 旨:

(日本語) 江戸時代初頭、朝鮮の技術者によって有田で始まった日本の磁器は中国・明清王朝交替に伴う内乱の時期に、中国磁器に代わって国内磁器市場を独占するばかりか、海外にも輸出する。さらに、17世紀中葉に中国の技術が導入され著しい技術革新を果たす。もっとも重要な技術が色絵であり、1647年頃に出来上がり、17世紀後半に柿右衛門様式などの色絵が完成する。このように、江戸前期に誕生から急激な発展を遂げた、肥前地方を中心とする日本の磁器についての諸問題を取り上げる。

開催日:
October 29 - 31, 2016
会 場:
Saga pref.
共 催:
(日本語) 佐賀県立九州陶磁文化館・有田町教育委員会・近世陶磁研究会
後 援:
(日本語) 伊万里市教育委員会
発表者・演題:

(日本語) 〈記念講演〉

・「日本磁器の創始と発展(概論)」 鈴田由紀夫

〈研究発表〉

・「肥前の磁器の始まりの実態(初期伊万里)」  村上 伸之

・「肥前磁器の流通について―十七世紀前半の出土資料を中心に―」

渡辺芳郎・野上建紀・赤松和佳・畑中英二・水本和美・滝川重徳・庄田知充・新宅輝久・

藤掛泰尚・河合 修・小野田恵・佐藤雄生

・「色絵磁器の始まりの実態(初期色絵)―山辺田遺跡調査成果を中心に―」 大橋 康二

・「柿右衛門様式の実態」 家田 淳一

・「柿右衛門様式色絵の消費地での出土状況」 堀内 秀樹

・「鍋島焼の始まりから盛期に至る実態」 船井 向洋

・「鍋島焼の消費地での出土状況(草創期~盛期鍋島)」 水本 和美

 

見学会:

(日本語) ・佐賀県立九州陶磁文化館特別企画展「日本磁器誕生」

31日見学会「遺跡と出土品」

・「山辺田遺跡(初期色絵)出土品」見学(佐賀県立九州陶磁文化館研修室:会員限定)

・山辺田遺跡及び窯跡

・大川内山日峯社下窯跡(初期鍋島など出土品含む)

 

 

参加人数:
(日本語) 136名

大会記録

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