第48回大会 陶磁史研究の今とこれから―2020年からの展望
昨年以来、全世界は新型コロナウィルスの流行によって危機的状況に追い込まれることとなりました。陶磁器をめぐる研究や教育、創作の世界もまた困難な状況にありますが、その中でも将来に向けた様々な努力が続けられています。今回の大会では、各地の研究者、学芸員、教育者、創作者などがそれぞれの現状と展望を語り、今後の陶磁史研究を切り開くための問題意識を共有します。
※コロナ禍のため、以下の発表者などの予定変更がある可能性があります。
・12月6日(月)より各講演者発表の限定公開配信
・12月11日(土)各講演者による討論(オンライン)
■Youtubeによる事前録画限定公開
〈セッション1:窯跡調査の今とこれから〉
・「景徳鎮窯址の考古調査と保護利用―明清御窯廠遺址の事例をもとに」
江建新(景徳鎮陶瓷考古研究所)
・「広州官窯遺跡の調査・保存・活用」 張起熏(京畿陶磁博物館)
・「窯跡の可能性―研究、継承、活用に向けて―」 水本和美(東京藝術大学)
船井向洋(伊万里市教育委員会)
・トピック 青磁窯をめぐる新発見① 「慈渓上林湖越窯考古の新展開」
謝西營(浙江省文物考古研究所)
・トピック 青磁窯をめぐる新発見② 「康津沙堂里高麗青瓷窯場の新知見」
韓盛旭(民族文化遺産研究院)
〈セッション2:美術館・博物館の今とこれから〉
・「博物館研究と展覧会企画―「皇帝の多宝格」特展を例として」
余佩瑾(國立故宮博物院)
・「スペイン・バルセロナ自治大学における日本・韓国陶磁のオンライン展示について」
尙承姸(バルセロナ自治大学)
・東京国立博物館の新しい試み
「『あつまれどうぶつの森』を用いたColBaseの 普及活動について」
川合加容子(文化財活用センター)
「『8Kで文化財 ふれるまわせる名茶碗』の 企画経緯と可能性について」
三笠景子(東京国立博物館)
〈セッション3:陶芸は未来―作家として、教育者として〉
・「コロナ下における東京藝術大学の陶芸教育」 三上亮(東京藝術大学)
・「2021年 韓国陶磁器の産業と大学教育」 金大容(ソウル科学技術大学)
・「伝統工芸と工芸伝統」 劉潤福(清華大学)
■大会当日 12月11日
9:50~10:00 ウェビナー説明
10:00~10:05 委員長挨拶
10:05~10:10 セッション次第説明
10:10~11:50 第1セッション
11:50~13:00 昼食
13:00~14:30 第2セッション
14:50~15:50 第3セッション
15:50~16:10 伊藤委員長総評
16:10 閉会のご挨拶・事務連絡
なお機器や参加者の環境、進行上の都合により時間が前後することがございますので予めご承知おきのほどお願い申し上げます。
※
ラウンドテーブル1:座長 渡辺芳郎(鹿児島大学)
セッション1参加者との質疑応答・討論
ラウンドテーブル2:座長 小林仁(大阪市立東洋陶磁美術館)
セッション2参加者との質疑応答・討論
ラウンドテーブル3:座長 花里麻理(茨城県陶芸美術館)
セッション3参加者との質疑応答・討論
136名
大会参加費(参加者全員)2,000円
★お申し込み(Peatix)はこちらから→https://toyotoji2021.peatix.com
[注 意]
・ 参加申込は下記の「東洋陶磁学会第 48回大会 申し込み方法についてのご案内」に従ってお済ませください。
・ 参加申込は〝チケット購入〟の形で参加費納入が同時に行われ、完了された方に、12月6日(月)までに各種URL (YouTube、Zoomウェビナー) の情報をメールでお知らせします。
・ 発表の演題および順序が変更される場合がございます。
・ 「発表要旨」を大会前にホームページに掲載いたします。
【第48回大会の流れ(模式図)】