大会/Convention

第45回大会 自然科学系の東洋陶磁研究報告

趣 旨:

1973年12月に開催された東洋陶磁学会第1回大会の記念講演が、東京大学教授の渡辺直経会員による「古陶磁の理学的研究」であったように、自然科学系の東洋陶磁研究は、当学会の重要な柱の一つである。この間東洋陶磁の分析研究が著しく発展するとともに、制作分野でも自然科学系の研究を取り入れる傾向が進展している。本年度大会では、各方面からの研究成果の発表を行い、人文系の研究者を含む学会全体で、今日の到達点と展望を共有する機会としたい。

なお本大会を契機に、東洋陶磁の基本用語の検討を開始し、今回は基調報告を行う。

開催日:
2017(平成29)年10月21日・22日・23日(見学会)
会 場:
多治見市産業文化センター/岐阜県
発表者・演題:

〈記念講演〉

・「古陶磁研究と文化財保存科学」 二宮 修治

〈研究発表〉

・「瀬戸の土、美濃の土、あれこれ」           須藤 定久

・「白天目、瀬戸黒の分析」        太田敏孝・青山双渓

・「愛知県陶磁美術館の復元古窯焼成の活動報告」   大西  遼

・「考古地磁気と窯跡の電磁気探査」    酒井英男・菅頭明日香

・「シンクロトロン光を利用した科学分析」    東 博純・竹田美和

・「シンクロトロン光を使った呉須顔料の分析と比較」 太田公典・佐藤文子・梅本孝征

・「陶磁器における熱ルミネッセンス法の信頼性」 青木智史・出川哲朗

・「中国産陶磁器の産地推定に関する研究―福建陶磁を中心に」

徳留大輔・會澤純雄・桑静・平原英俊・三浦謙一・羊澤林・栗建安

・「初期イスラーム時代におけるエジプト施釉陶器の展開―保存科学的視点からの検討―」

村上夏希・二宮修治・桐野文良・長谷川奏

*「東洋陶磁の基本用語についての問題提起」 井上喜久男・片山まび・金沢陽・森達也

 

見学会:

*荒天のためけ見学会は中止いたしました。

 

・美濃焼ミュージアム

・岐阜県現代陶芸美術館

・多治見市モザイクタイルミュージアム

・元屋敷窯跡

・土岐市陶磁歴史館(陶片見学)

・荒川豊藏資料館

・可児市歴史資料館(牟田洞、窯下、弥七田陶片見学)

参加人数:
95名

大会一覧へ戻る

ページトップへ